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by 鈴木 芳雄
拝啓
ミャンマーに戻ってから、早くも10日が過ぎました。着いた当初は暑気の真っ盛りを思わせる暑さで、夜中もクーラーをつけっぱなしでした。しかし4、5日前から雨が降り始め、全体に涼しい感じになってきました。それでも守衛所に寝泊りしている門番は外のたたきにダンボールを敷いて直に寝ています。屋内は暑いので、コンクリートの冷たさを楽しんでいるのでしょう。低い位置に一人用の蚊帳を巧みにつっています。去年は気がつきませんでしたから、それだけ今年は暑いということでしょう。このまま雨期に入るのか、暑さがぶり返すのか、私にはわかりません。
雨にあたると咲き始めるといわれるパダウが、大木いっぱいに小さな黄色い花をつけています。辺り一面に香気が漂い実に見事です。多くの女性がこの花の枝を髪に飾っている姿はなんとも南国的で、ミャンマーならではの風物詩です。
今、私の心境は複雑です。私のマンダレー行きに関する正式な許可がいまだ下りていないのです。要路の人は「心配ない。大丈夫。」といってくれています。書類はキャビネットにかけられる案件の中にあるとのことです。ここまできたので一安心といいたいところですが、実はもっと切実な問題を抱えて困惑しています。ビザの期限が5月5日までで、あと5日しかないのです。本件は本年の1月初めに申請したので、ミャンマーに戻る4月20日までには決着するという前提で行動を起こしました。計算違いもいいところです。勿論八方に手をつくしていますが、この先どうなるのか、どうすればよいのか見当もつきません。HERE IS MYANMAR.をひしひしと感じています。2年間の滞在でこういうことにはすっかり馴れたので、あまり深刻には受けとめていませんが、楽しむという域には達していません。学習効果はまだまだといったところです。
幸いなことに、学校の勤務は終わりましたが、従来通り寮に住むことは許されているので、兎に角ここで頑張るつもりです。早急にビザの問題をクリアーしなければなりません。ここでつまづくと、日本への帰国も視野に入れる必要が出てきます。ビザが済めば、安心して許可待ちに移れます。許可が下り次第ただちにマンダレーに行くという手順です。
ここ1、2ヶ月は居所が流動的になりそうですが、落ち着いたら改めてご連絡を差し上げます。もしその間、私宛お便りをくださる場合は学校 (Japanese Department UFL-Yangon) 宛にお願いします。この寮 (Narai Hall) には手紙の転送能力がありません。
外は激しい雨です。思いつくまま近況をお知らせしました。次回は朗報をお伝えしたいと思っています。益々のご活躍をお祈りして終わります。
敬具
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