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Essay by Shinkawa Kota          
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ビルマに野球を 〜日本生命野球部、ダイエーホークス球団代表の来緬
by 新川 宏太

 10月20日の社会人野球日本選手権で優勝を果たした日本生命野球部の主力選手がミャンマー人野球チーム指導の為、優勝直後にミャンマー入りし、指導を行いました。小林博幸コーチ、石田琢郎内野手、野上修内野手、下山真二外野手、井前直也投手の5名が極めて多忙な中来てくれました。下山選手は決勝戦で殊勲の二塁打を放ち、翌日の新聞にボンズ、新庄選手と共に大きく報道された選手です。そして今年のドラフトにおいて、近鉄バッファーローズに指名されました。

 ミャンマーにおいて「野球を通じての薬物防止教育、人間形成」を行っているNGOであるU-LAW(本部 福岡県 安川 浩二代表)の心意気に感じ、日本生命野球部がボランティアで来てくれたもの。10月22〜25日まで4日間にわたりみっちり指導を行いました。岩崎亨U-LAW顧問の指導により既に2年間練習を行ってきたものの、本物の現役野球選手の指導に、ミャンマーの若者達は元気一杯グラウンドを駆け巡りました。

 ミャンマーでも薬物乱用が問題になりつつあり、野球指導を通じて、若者に薬物の怖さを教え、人間形成を行う為に手弁当で情熱を傾ける岩崎夫妻に対し、支援が集まり始めています。ダイエーホークス、近鉄バッファローズ、中日ドラゴンズが使用済み野球用具をU-LAWを通じ提供し、アジア野球連盟、日本高等学校野球連盟、慶応大学野球部も支援を行っています。今回、日本生命野球部の現役選手が指導に来てくれた訳です。

 また、U-LAWの活動に共鳴したダイエーホークス瀬戸山球団代表が、ストーブリーグの多忙な中、U-LAWの野球場開きのセレモニーに参加する為に来緬されました。

 ミャンマーでは野球は普及しておらず、場所はミャンマー政府が提供し、日本及びミャンマーにおける寄付により建設されたものでミャンマー初の野球場となりました。

 野球場開きの11月27日当日は、朝から季節はずれの大雨となり大変心配しました。しかし午後3時の開始前にやみ、試合のタイミングでは晴れ間ものぞく絶好の日和となりました。内務大臣、スポーツ大臣、ミャンマー駐在宮本日本大使も出席され、盛大なものとなりました。練習試合も行われ、瀬戸山代表も「大変いい試合だった」と言われる熱戦となりました。代表も、ミャンマー青年達のひたむきなプレイに心を動かされ、またの来緬を約束されました。

 野球練習をするミャンマー人の中には、1時間半かけて歩いて自宅から通う少年もおり、その熱心さには心打たれるものがあります。野球を始めたことにより、希望や目標を失っていた青年が立ち直るケースもあり、今後の活動の発展を願ってやみません。

(C) 新川 宏太