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by 西垣 充
ヤンゴンのダウンタウンにある映画館「ワジィヤ」の隣、35Streetに、映画関係者が集まる喫茶店がある。
毎日朝8時頃から映画監督やビデオ監督、俳優、制作会社のマネジャーなどが集まって来る。ここは、映画監督や制作会社のマネージャーと俳優との間で直接出演交渉が行われる場でもあり、ベテランから売り込み中の俳優まで幅広く集まる。ここで交渉が成立しそのまま撮影現場に行く俳優も多く、喫茶店の人の出入りが激しい。喫茶店内では、一見無造作に俳優や監督が座っているように見えるが、俳優仲間や制作会社などそれぞれ各グループに分かれて座っている。
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| 35Street の喫茶店 |
仕事を待つ俳優だけではなく、映画関係者が集まるので最新の情報が集まり、撮影現場に向かう前にここに立ち寄る俳優も多く見られる。また、「家に居ても仕方ないし友人がここにいるので毎朝来る。(Actor Pyi Si)」など、これらの理由からこの喫茶店では毎朝8時頃から10時頃まで賑わっている。
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| Pyi Si |
ここに集まるのは男性ばかりで女性はほとんど見られない。「女優とは、制作会社や監督のところにその女優の連絡先を伝えられているので直接出演交渉する。または、ミャンマーの映画・ビデオ業界を統括する事務所『ミャンマー・ナイガン・ヨッシン』に女優の名前や連絡先が登録されているので、それらを参考に、直接出演交渉する。(Director Kyaw Htoo)」
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| Kyaw Htoo |
30年以上も前からこのような映画関係者が集まる喫茶店は存在したが、以前はこの35Streetではなく、Pansodan Streetに存在した。数年前、Pansodan Streetに鉄道を跨ぐ高架橋が完成し、その為車の交通量が増え、ゆっくり語り合えるスペースがなくなり現在の35Streetに移動した。35Streetに制作会社が数多くあるのが、現在の場所に移動した理由のひとつらしい。
ビデオの出演料は俳優一人1本につき5000チャットくらいから、20000-30000チャットくらいが相場のようである。撮影期間はだいたい10日間ぐらい。親が俳優だったので現在俳優の仕事を始めたが、収入が安定しないので、自分の子供にはさせたくないという人もいる。しかし、ミャンマーで撮影中の日本映画「血の絆」(現在は撮影中断中)にも参加していた俳優 Myint Kyiは「他の仕事をしたらもっとお金持ちになるかも知れないが、自分はこの仕事が大好きだ。この仕事は死ぬまで続けたい。」など多くの人がお金よりもこの仕事自体が好きで映画関係の仕事をしているようだ。
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| Myint Kyi |
最後にこの業界人が集まる喫茶店で評判の高かった男優はチョウヘイン、女優はトンエンドラボ。CMで国民的人気のテテモウは演技が下手で、映画俳優ではなくCM俳優だと評判は良くなかった。トゥンエンドラボは共演者にも公平に振舞い、また演技力もあり評価が高いようだ。
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| トゥンエンドラボとナンダーライン |
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