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by 木村 健一
ヤンゴンでの生活にも多少慣れてきて、余裕が出て来たこの頃であるが、それでもやはり呆れたり驚かされたりする事にたびたび出くわす。
まずその一つに、どうしてこうもミャンマー人は日本語が好きなのだろうか?特に雨期になると傘のテレビCMが一斉に流れ出す。YUKI、SAKURA、YAMASU、NAGOYA、ASAHI、etc.
MITSUHA、これはカバンのCMだったかな?あと自転車のYOKOHAMAなど。その中でも、やはり何といっても一番ポピュラーなのがSAKURAだろう。この名前のお線香もあるし最近発売された洗剤にもこの名前が付けられている。ミャンマーで一番人気がある女優の[テテモウ]が「CHERRY、SAKURA 日本で一番愛用されている商品です」とニッコリ笑って堂々とおっしゃっている。日本で聞いた事もないような製品でも、自称日本製とすることでステータスが上がるらしい。この国の人のTOYOTAやSONY等日本製品に対する尊敬と神聖視には日本人として誇らしい気もするのだが・・・。
話をSAKURAに戻そう。
最近グーンと有名になったのがSAKURA病院、10階建ての大きなホテルを建築予定だったのを急遽病院に変更したという建物で、オーナーが如才ない人(もちろんミャンマー人)なのだが、よく流行っているし、たびたび映画に使われている。私が知っているだけで4回、去年の6月頭痛で2週間も入院した時も映画の撮影に2回遭遇した。
スーレーパゴダ通りにあるミャンマーでトレーダースホテルと並ぶ、一番高いビルもSAKURAタワーという。インヤ通りにある金持ち外国人の方々の為、月額1000 - 2000米ドルもするSAKURAレジデンスという高級アパートもある。そうそう髪の毛の長い女性がいるちょっと怪しい雰囲気の「さくら」という喫茶店もありましたね。20年前の田舎町にあるような喫茶店のスタイルで、何かなつかしい感じがするが客筋はあまりよくない。
最近「OISHI」というドリンクが発売された。これも人気の[テテモウ]が着物を着て出てくるバージョンがある。[カイテンチ]という可愛いいタレントさん(CM出演頻度NO2)の線香のCMも着物を着ているのだが、どちらも着付けが逆の右前になっていて、死装束なので日本人として非常に気になっていたら、日本人の友人のほとんどがその事を知らなかったので、ここでは目をつぶろう。
何の製品だが忘れてしまったが「カラテ」というのもある。「FUJI」という洗剤は、ミャンマー人とドイツ人のハーフで超美人の[タンダーライ]が出演しているが、最近はモデル上がりの人が増えてきて男性としては楽しい限りである。
「FUJI」という高級喫茶店もあり、私が行っているヤンゴン外国語大学のすぐ近くにあるので、時々コーヒーを飲みに寄っている。普通の喫茶店で20 - 30チャットのホーヒーがここでは900チャットもして、カレーライスも日本風の味付けでおいしいのだが、昼食にカレーとコーヒーを一杯飲むと、大学の先生の月給よりも高くなるので(本当の話)一人になりたい時にこっそりと行くようにしている。
最近ミャンマーの女性も化粧に興味があるのか、化粧品のCMも目につくようになった。反面、都市部では伝統的「タナカ」を塗っている女性がずいぶん少なくなって来たような気がする。化粧品といえば我日本を代表する資生堂と思いきや、「シシェイドー」というメーカーがミャンマー随一の美人女優[ナンダーライ]と人気実力NO.1の男優[ドウェイ]の共演で、けっこう気のきいたCMを流している。
そこへ2匹目のドジョウをねらう「ディシェードウ」というのが現れた。こちらは天下の美女[ナンダーライ]に対抗して、人気NO.1[テテモウ]のCMで向かい打った。勝負はどちらにあがったか知らないが、いつまで続くのでしょう。ミャンマー製品の日本語ブーム。
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