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西洋音楽とは全く違い、ミャンマーの音楽はリズムとメロディーだけで、ハーモニーがないといわれている。ミャンマーの楽器はハーモニーを奏でるように作られていないので、楽器同士のコンビネーションは発達しなかった。また、強調するときはユニゾンで同じメロディーをなぞる。
ミャンマー音楽のリズムは基本的にシィ(鉄製の小さなトライアングルのような音)とワー(竹製のカスタネットのような音)の楽器の組み合わせでできる以下の2拍子系しか存在しない。西洋音楽の3拍子系はミャンマー音楽に使われていない。
ミャンマー音楽のリズムは基本的にシィ(鉄製の小さなトライアングルのような音)とワー(竹製のカスタネットのような音)の楽器の組み合わせでできる以下の2拍子系しか存在しない。3拍子系はミャンマー音楽に使われていない。
Aは4/4拍子で「ナイーシィ」と呼ばれている。B、Cは2/4拍子でBは間隔が長く「ワラシィ」、Cは8/16拍子で間隔は短く「ワラッアミャー」と呼ばれている。Dは「ゾンシィ」と呼ばれワーとシィを同時にうつ。
特にリズムのアクセントはどこにつくかは決まっていない。
A
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または |
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B
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| シィ |
ワー |
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または |
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| ワー |
シィ |
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C
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または |
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D
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または
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*上記A-Dをクリックすると、Real Playerにより、実際のリズムが聞こえます
また、歌と伴奏という概念もない。それぞれが対等な立場である。歌手は演奏を注意深く聞きながら歌を合わせていき、演奏者は歌を注意深く聞きながら演奏を合わせていく。歌手と演奏者はその場の共同作業でより良い音楽を作り上げていく。
ミャンマーの演奏者は演奏中には楽譜を使用しない。楽譜は音楽を単純にしてしまうためで、ミャンマーの演奏者は演奏しながら毎回アドリブでより良いバラエティーのある演奏を目指す。ミャンマーでは演奏者達は毎回各々の音楽能力をフルに使ってより良いものを生み出していかなければならない。
ミャンマーの音楽には決まった形式はないという人もいる。ある意味ではこれは正しい意見と言える。ミャンマーの演奏者は演奏時毎に各々の楽器の特徴を生かして、音楽を他の演奏者や歌手とともに音楽を作りあげていくのである。
ここまで読んで、もうお気づきの方もいるだろう。そう、ジャズに似ている。それも、モダンジャズ。ミャンマーの古典音楽を生で聞いていると、まるでモダンジャズのアドリブが目の前で展開されているような錯覚を覚える。
ここまで西洋音楽との比較で論じてきたのでミャンマーの音楽の特殊性が目に付くが、世界へ目を向けると、事情はちょっと違ってくる。たとえば、世界の民族音楽の中ではハーモニーはそれほど普遍的なものではない。逆に、ミャンマーの音楽のほうが一般的で、西洋音楽のほうが特殊だといえる。そうすると、アフリカ音楽から生まれたジャズとミャンマーの音楽が似ているのも偶然ではないだろう。
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